クリスマス・タイム・イン・ブルー
          
-聖なる夜に口笛吹いて-    佐野元春


            GITANES


なぜ、この時期にクリスマスソングなのか・・・そんな事は置いといて・・・

ある二人の兄弟(幼馴染?)のお話。
二人は幼いころ、ある老人に育てられていました。
老人は二人を分け隔てなく愛し、三人はいつもどんな時もいっしょにいて貧しいながらも楽しく暮らしていました。
しかしある日の事、戦争が始まり、国が二つに分かれてしまいました。
その時、運悪く兄(?)が一人で家を離れていたので新しく出来た国境に阻まれ家に帰れなくなりました。
それから時が流れてひとりぼっちになってしまった兄は、あの国境の警備を担当する事になりました。勿論、国境を越える者を阻止するためです。
ある日いつものように国境を巡回していると国境の反対側、敵側の国境警備兵も巡回中でした。
その敵の顔を見て兄はびっくりしました。
なんと敵の国境警備兵は幼いころに別れ別れになっていた弟(?)そっくりの青年だったのです。
果たして敵側の国境警備兵は弟だったらしく、驚いた顔をしていました。
二人はなんとか話をしようとしましたが回りの兵の監視が厳しく思いを果たせないままでいました。
そんなある日、老人とともに暮らしていた弟が国境を越え離れ離れになった兄に会いに行く決心をします。
老人の死期が近いことを知らせるためです。
国境越え決行の日、奇しくも敵の国境警備兵となっている兄に発見されます。
言葉を交わす間も無く銃を突きつける兄と兄の上官達。
「話を聞いてくれ」
弟の言に二人が兄弟ということを知った兄の上官は兄に引き金を引くよう命令します。
それでも迷う兄に上官は銃口を向けます。
引き金を絞りかけた時、トランシーバーが両国の終戦と国境閉鎖を告げます。
ほっとして抱き合う兄弟の肩に雪がはらはらと舞い落ちてきました。
「ああ、今日はクリスマスだったんだな・・・」
クリスマスは奇跡が起こる日なのです・・・
ちゃんちゃん♪

長々と駄文を書いてしまいましたが、僕はこの曲を聴く度に上記の幼いころに見た(と思う)洋画のシーンを思い出します。
曖昧な記憶なのでこんなあらすじだったのか、または本当に存在する話なのか(幼かった僕の夢想の中から生まれたストーリーかも知れないので・・・)は、わかりませんが・・・
思い出すんですよ・・・なぜか。
で、泣けてきて・・・いい感触の笑顔が出てくるというか・・・
詩のせいかも知れませんけど・・・

愛してる人も 愛されてる人も
泣いてる人も 笑っている君も
平和な街も 闘っている街も
大切な人も 離れていく人も
よく働く人も 働かない人も
うまくやれる人も しくじってる人も
お金のない人も 有り余ってる人も
古い人たちも 新しい人たちも
教えている人も 教えられてる人も
世界中のチルドレン
Ring-a-ring−a-roses!
憂鬱な時も 独りぼっちの時も
平和な街で 闘ってる街で
Ring-a-ring−a-roses!
Tonight‘s gonna be alright

こんなにピースフルな曲を作るアーティストは、他にジョン・レノンくらいしか知りません。僕は。
まあ曲自体がすごく好きって訳ではないですけど。
曲を聴いて自分の中に沸いてくる感情が心地良い・・・という感じですかね?
なんか曲のレビューになってないですけど、一度は聴いてみてください。
セックスだけがクリスマスじゃないんだぞと・・・
ただこういうテーマを歌うのに、クリスマスを取り上げざるを得なかったという事に苦笑している、
あの元春得意のアルカイックスマイルが目に浮かんでくるような気がします。
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