Greatest Hits


Bjork 



 日本で10/28、アメリカでは11/5に、Bjorkのベストアルバム、Greatest Hitsがリリースされました。ファン投票で選ばれた彼女の代表曲がつまっているアルバムです。ベスト版にレヴューというのも"?"なので、Bjorkについて記します。自分はBjorkという女性はものすごい人間だと常に思っている。これ程までに自分だけの世界観を作り上げることができる人間はそうはいない。音楽の面で言うと、歌唱力とサウンドも素晴らしいのだが、その独創性に目が行く。彼女の音楽はどのジャンルに属すのかがわからない。所持しているCDを整理整頓する際にジャンルごとに並べようと試みるとしたら、Bjorkの位置は何処にすればいいのか非常に難しい。HMVの検索ではロック/オルタナティブに属していたが、ジャンルどうこうよりも、むしろ"Bjork"というジャンルを確立してしまっているかの様に思える。彼女の音楽は彼女にしか出来ない音楽だと思う。真似しようと思っても誰にも真似できない。その独創的な想像力が凄まじい。
 ミュージッククリップにしても同じことが言える。このアルバムの7曲目にも収録されているPegan Poetryのクリップを見たとき自分は驚いた。Bjorkの体の中を針と糸が通って行くという設定。Bjorkはクリップの中で自らの裸体を披露して歌い上げる。凄まじいクリップです。どこからその発想が来ているのか・・・。脱帽です。他のクリップでも『マルコヴィッチの穴』のスパイク・ジョーンズ監督や『ヒューマン・ネイチュア』のミシェル・ゴンドリ監督と共に独特の世界を披露している。自分の好きなのではクマのぬいぐるみが森を歩き回る不思議な感覚のHuman Behavior。このアルバムでは3曲目に収録されている。

 Bjorkは曲を聴いていると違う世界を体験させてくれるような気がする。前、自分の部屋で夜、電気を全て消して蝋燭を灯し、Bjorkを聴くということをしたのだが、何か不思議な感覚になれる。彼女の音楽の世界観は気分が乗らないと全然聞きないのだが(故に嫌いというのも理解できる)、暗い気分や不思議な気分に浸りたい時にはその自分の感情とマッチする。ベスト版なのでおいしいところ取りで聞くことをオススメしたい1枚です。

 また、映画好きとしては触れておきたい『ダンサー・イン・ザ・ダーク』も凄まじいです。このアルバムにはその映画のサントラSelma Songsからの曲は収録されてないのが少し残念。Bjork本人セレクトのFamily Treeという限定版の方にはI've Seen It Allが収録されている。ちなみに、雑誌「Weeklyぴあ」の満足度出口調査で『ダンサー〜』に対する自分の意見が掲載されたのもちょっと思い出だったり。95点と採点してました。(笑)
(K-ta)
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